風雲児の播州雑記帳 その2
名物・変なもの など

・いかなごのくぎ煮

例年、3月初めから出回るイカナゴ。
キビナゴともカマスの子とも別物の
イカナゴ科の魚で夏場は
砂に潜って夏眠しています。
この魚の新子を使った
播州名物が「くぎ煮」です。
家庭により様々ですが、
我が家のレシピは

イカナゴ 2kgに対し
濃い口醤油540cc、みりん
180cc、ザラメ砂糖650g
土生姜100gです。
醤油、ザラメ、味醂を強火
で沸騰させ、洗ったイカナゴ、
生姜を2・3回に分けて入れます。
落し蓋をし、あくを取りながら
1時間ほど。イカナゴが見えてきたら
2〜3回火から下ろして打ち返し、
中火にします。
煮汁が無くなったらざるに移し、
ドライヤや扇風機を使って一気に
冷ます。これがコツです。
出来上がり。ご飯が進みます。
時期が来れば各家庭一斉にこれを作るので、町全体が
甘い香りに包まれます。これこそが播州の春の香りです。

・変なもの、妙なもの。


千種川・馬螺が淵の河畔に立つ
河童の像。捕まって田畑で無理やり
働かされていた河童がふるさとを思って
ひざを抱えてため息をついているという
民話の1シーンだそうな。
写真では分かりにくいけど実物を見ても
河童だとは本当に分かりにくい(汗)
(佐用町)
小さな児童公園にあった
水飲み場。子供が喜びそうですね。
やはりこれくらい遊び心が無いと!
でもちょっと水を飲むのには
抵抗が・・・(笑) (相生市)
上郡町の中学校の校門の前に
こんな看板があったんですけど・・・
う〜〜ん、意味が分からない。
もしかして「夜間注意」ってことなんだろうか
??(上郡町)

・これより下、未成年者立ち入り禁止!

             ・・・にするまでもないか・・・。 岩だし・・・(笑)

・18禁岩!?


相生方面から国道2号線を
走って太子竜野バイパスに乗り、
しばらく走ると左手に中腹に
巨大な岩が露出する低い山が
見えてきます。太子町との
境に程近い、たつの市「笹山」です。


麓に車を停めて山道を登っていくと
いきなりその岩の壁は姿を現します。

まさに絶壁。
そしてその岩の真ん中は
ぱっくりと見事に割れています。

看板によるとこの岩の名は「女明神」
遊歩道で
急斜面を
巻き返し、
その岩の上に
立てば
揖保川と
林田川が
作り出す平野、
そして播磨灘が
一望のもとに!

しかしそれよりも
登山者はその
造形に目を
奪われます。
岩が作り出す
「ひだ」が折り
重なってます。

真上から割れ目を覗き込んだ
ところ。この岩の突起は何だろう? 
女明神から遊歩道を少し登ると
吊尾根があり、そのまま歩けば
隣の山に行けます。
しばらく登った後、少し急な坂を
降りていくと今度は
「男明神」という看板が。
大きな丸い岩の上に立つと
その先にこんな岩が・・・。
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