・待ちに待ったこのイベント!
       第8回ウハウハトレトレ釣行会!!
                            
2006年 1月29日  愛媛県日振島

インターネットという不思議な縁で知り合うことのできた釣り師たちが、所属クラブやら釣りのジャンルやら住んでいる地域を越えてフィールドで一同に会し、釣りを楽しみ交流を深めるというウハウハトレトレ釣行会(ウハトレ)が久しぶりに開催されました。
これで8回目となる今回のウハトレの舞台は日振島。幹事はダメ親in日振を大成功させたG-AREXさん。期待が高まります。
予定が立たず、直前まで決められなかった僕も幸い?参加することができました。


今回は寝太朗さん&青ちゃんご一行に加えていただけることになったので、前日29日の正午に相生を出て一旦千種川を北上、一山越えて岡山県美作に車を停めて賑やかに宇和島を目指しました。
宇和島の町を一旦通り過ぎ、薬師谷温泉で身を清め、7時過ぎにいよいよ前夜祭の会場である浜崎渡船の大広間に突入!

すでに10人くらいのメンバーが集まり、ビールや出前の中華を囲んで盛り上がっていました。ほどなく幹事のG-AREXさんも登場。
相生より持参の焼き牡蠣を皆でこじ開けているとガ〜ンさんも到着、さらに盛り上がります。
そしてごんたさんやてぼ@高知さん、親方さんなど高知からのダメ親会精鋭メンバーが集まり始めるともう手がつけられません。
深夜近くになるともう何が何やら。バカ話、釣り談義、酒の話、女の話、怪しいお下げの被り物をした人やら記憶を失ってトドになっている人などなど。


1時前に僕は寝床に向かいましたがなぜかほとんど眠れないまま受付時間に・・・。
サッパリとした顔をした人なんて朝到着の数名を除いて全然いない。そんな30名以上のメンバーを乗せて魔王船は風もない穏やかな海を滑っていきました。

前日は強風で釣りにならなかったというのが嘘のようです。キーンと冷え込んではいますが日が昇れば一気に暖かくなりそうですし。
全国選りすぐりの時化男集団「悪天強暴組合」から3名(きっと参加されているはずのあさちゃんも入れれば4名)も参加しているのになぜ?
そうです。天敵の晴れ魔王・磯際の魔術師さんがいるのではどうにもなりません。これで因縁の対決も4連敗(笑)


今日はその磯際さんと同じ磯で釣り対決もするのですが、事前に引いたくじが1番くじだったもので、他の渡船との磯割の抽選は僕が担当することになりました。その結果、決戦の場は「1番」という磯に決定。
そして「1番」の手前で船はスローダウン。

今回は去年11月に突然亡くなられてしまった「あさちゃん」の追悼を兼ねたウハトレなのです。
親方さんの手によって花束が投げ入れられ、全員で合掌。
僕もあさちゃんには本当にお世話になり、楽しい思い出も多いですし、亡くなったと聞いたときにはこれまで経験したことの無いほどの涙を流してしまいました。今でも決して忘れることのできない優しい笑顔を思い浮かべながら合掌。しっかり届いたかな。


さて、目を上げればすぐ先に1番の姿。足の踏み場も無いほどの大量の道具の山を掻き分けて舳先に出、そして飛び降りました。
この磯にも精通した磯際さんにアドバイスをいただいて「一番横」との水道側に釣り座を構えてスタートです。潮は本流が蒋淵方向へ!
本流を流してもいいけど足元の引かれ潮もいいということでまずはそちらから攻めてみました。
とりあえずオレガ一徹1.5号、道糸2.5号、ハリス2号、G2のウキで2〜3ヒロを中心にやってみます。

サシエが残ったり取られたり半々でなんかいい感じと思いながら何投かしていると案の定、きたっ!元気のいい30cmの尾長!
しかし潮が緩むまで時間はほとんど残っていませんでした。みるみる速さを失いミギマキが食ってきたと思ったら潮は反転。
替わり端に25cmの口太が食ってきたものの、その後はベラ、ベラ、ガシラ、ベラ・・・。
磯際さんも場所を変えながら流していますが大苦戦のようです。

2度目の見回りの船が去ってから再び潮の向きが反転しました。激流が磯の周りにぶつかりながら音を立ててぶっ飛んでいきます。
磯際には湧き上がりの鏡ができ、見事な口太の姿が確認できます。
とりあえず右手に仕掛けを投入して引かれ潮に乗せて流し、「横」との間を流れている本流との合流点を攻めるとジワジワしもっていくウキが加速して、狙い通りヒット!
気持ちよく弧を描くロッド、諦めず何度も底へ向かう魚。磯際さんから受け取ったタモに収まったのは40cmの口太。やった!

気をよくしてしばらく同じようなところを狙って良型の丸ハギを仕留めたりしてましたが、やはりこんな見事な本流が出ていて攻めてみないわけにはいきません。釣り座を微妙に移動して投入!
実に気持ちよく糸が出て行くけれどそれ以外の反応は無いままの何投目か。そろそろ回収しようとリールのハンドルを握っても回りません。いつの間にか何か食っている??いや、そうでもないようです。厄介なことに根掛りかな。
しかし糸を取って引いてみても切れる気配はありません。それどころかゆっくりと寄ってきます。そういえばさっき、激流を嫌なものがぶっ飛んでいってたな・・・。
少しずつ糸を手繰ってはリールを撒き、また手繰ってはリールを撒き・・・。汗だくになってようやく流れの中からウキを回収。
そのウキには予想通り一抱え以上もある流れ藻・ホンダワラが・・・。ふぅ。

やっぱりわたしゃ本流よりも引かれ潮の方が好きなんだ〜!と言うことでそれ以降は近距離狙いに徹しました。
そして本流脇の思い通りのポイントでカツーン!33cmの尾長やら丸ハギなどを追加してこの日は早めに納竿、季節を間違ったかのような暖かな磯の上で体を休めておりました。
磯際さんも沖向きのポイントでいい調子で魚を取っておられました。


港へ帰ると再び大広間で弁当をつつきながら反省会。表彰式に美味しい鰹のたたきや魔王船乗船券を賭けてのジャンケン大会。前夜祭と同じように盛り上がりました。やっぱりこういう集いは一度味わってしまうとやめられませんね〜!
今回もウハトレは大成功!ka-minさんが幹事を務められる次回が今からもう楽しみです!
その時の再会を訳してそれぞれが笑顔で帰途に。
しかし寝太朗さん、青ちゃん、そして風雲児の今度の釣りの旅は、これで終わったわけではなかったのでした!


↑やはり晴れ魔王様には勝てませんなぁ・・・^^→
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