グレ釣りの本格的なシーズンを前に、ネットを通じた宴会団体(笑)、ダメ親父会・宇和島支部長のG-AREXさんが面白い集いを企画してくださいました。
日振島で釣りをしてから市内の店に移動して飲み会を開くというものなんですが、その釣りというのがなんと、昼の12時から夕方6時までという日振では普通行われることのない夕釣りでした。
当然、参加人数も日を追うごとに増えていき、釣りだけの方、宴会だけの方も合わせて総勢20名という盛況ぶり。
その参加者名簿の中には隣町に居られる二代目・三代目バラシの帝王さんのお名前もあったので、G-AREXさんとま〜君船長のご好意もあり、ご一緒させていただけることになりました。
夕釣りなので集合時間は11時だったのですが、バラシの帝王さんたちは朝から通しで釣りをされるので、前日の夕方に兵庫県を出発しました。
車内で釣りのビデオを観たり、釣り談義をしながらの道中で日付が替わる前に仮眠所に到着。
朝釣りのために来られているお客さんとも談笑していると外から雨の音が聞こえてきました。
しっかり降っているので不安を覚えながら眠りにつき、4時半に起床。雨は・・・相変わらず降っております。
魔王船に乗り込むバラシの帝王さんたちを見送ってから、駐車場で待つ醤油屋さんと合流して集合時間まで周辺の波止などでエギを投げてみようと思っていたのですが、この雨ではさすがに釣る気にもならず、醤油屋さんと二人で仮眠所に戻って釣り番組を見ながら布団に潜り込みます。
しばらく夢の中を彷徨ったあと、ふと足音で目を覚ますとそこにみちひでさんが居られました。
当然ながら挨拶もそこそこに釣り談義に花が咲きます。
そして一旦帰られたみちひでさんと入れ違いになるようにヤッシーさんが到着。
のんびりくつろぎながら喋っていると次々にメンバーが集まってきます。
雨もすっかり上がり、外へ出てみるとうっすら影ができ始めました。
その影がみるみるはっきりと映りだし、青空が広がったとき、予想通りあの方が到着されました。
もはや説明不要の晴れ魔王・磯際の魔術師さん。今回も参りました。(笑)
そして待ちかねた魔王船が帰ってきました。2代目バラシの帝王さんが45cmクラスをすでに3枚も釣られているという情報に意気上がるダメ親軍団、素早く荷物を積み込みいよいよ出発です。
笑顔に彩られながら魔王船は穏やかな宇和島湾を滑るように沖へ。そして横島の磯から順番に磯付けしていきます。
途中、四角の地の奥に居られる2代目さんに手を振り、また四角に上がって居られる3代目さんには逆に手を振られました。
どうやら高波を受けてバッカンが流されてしまったようです。
すぐに船長は船を回してバッカンを救出。どうも御五神以来渡船での荷物拾いが恒例行事になっていますな(笑)
僕はみちひでさんに声を掛けていただいて14番の中という小さな磯に上がることになりました。なんか緊張するなぁ・・・。
一番高いところに荷物をまとめ、みちひでさんは西の高場、僕は東の低場の平らなところに陣取ります。
久しぶり(のような気がする)のグレ釣りに妙に気持ちばかりが逸って、なかなか準備ができません。
モタモタしながらようやく完成と思いきや、ガイドに一つ糸が通っていません(涙)
しかも高波を一発食らって、あわやタモもバッカンも流失してしまうところでした(大汗)
さて、マキエをしばらく打ち続けているとエサトリに混じって少しずつグレが動き始めましたが、サイズは25cmくらい。隣ではみちひでさんが何枚も抜き上げていますが、こちらのポイントでは活性は高くないようです。
それでも更に釣っていると徐々に動きがよくなってきました・・・と思ったらそれ以上に元気な小あじが押し寄せてきました。
海がたちまち赤く染まります。それに加えてウスバハギの群れもやってきました。
高場のほうを見てみるとみちひでさんが竿じゃなくタモを構えています。マキエを数発打ち込んでバサッ!
小あじ&ハコフグ獲ったどぉ〜〜!
こちらは2〜3箇所にマキエを打ちまくって小あじを寄せ、G2のウキにG2のガン玉+針元10cmに3Bを打って絨毯の切れ目やサラシから強制的に沈ませていってアジの下で探り釣りをして木っ端を拾ってはきましたが、状況は好転しそうにないのでみちひでさんと一緒に3時ごろの見回り船で少し東のサカイバエに移ってみました。
「ここは1級磯やからがんばってよ!」というみちひでさんの声に気合が入ります。
しかも東向きのいいポイントに入らせていただきました。
とりあえず挨拶代わりのマキエを入れると、先ほどのポイントとは違ってすぐにコッパが浮いてきます。
足元に何発か入れておいて、本命用を沖に・・・。パラパラ・・・。あっ、雨に備えて水を控えていたマキエがばらけて風に乗ってみちひでさんのほうに・・・。や、やってしまった(汗)ごめんなさいっ(TT)
何枚かコッパを釣りながら仕掛けを色々いじっていましたが、0のスルスルでゆっくり潮に潜らせていたウキが突然消えたと同時に竿が一気に引き込まれました。
しかし一瞬にして高切れ。どうやらキタマクラか何かに道糸を噛まれてしまっていたようでした。
悔しいけれど、なかなかのサイズが当ってきたということで活性は最高潮!
慎重に仕掛けを作り直し、先端に向かって流れる潮に乗せて同じように流しているとしばらくして同じところでヒット!
元気一杯に二度三度と根に向かって突っ込んでいきます。それをしっかり竿と体で受け止める快感!久しぶりだぁ〜〜!
しばしのやり取りのあと35cmの口太がみちひでさんが差し出してくれたタモに収まりました。よっしゃぁ〜。
それからしばらく何度も気持ちよくウキが入ってくれました。木っ端も交えながら納得サイズがいいリズムで竿を絞り込んでくれます。
30cmオーバーは4尾。最大は37cmでした。
しかし先端のポイントのみちひでさんの方にはなぜかエサトリすら集まっていません。どうやら今日のサカイバエはポイントの差が非常に大きいようです。
それを分かっていて釣らせてくださったみちひで兄さんには大感謝です。あとで聞いた話だと、ヒットするたびに興奮して心臓が止まってしまわないか後ろでヒヤヒヤしていたそうですが・・・(笑)
夢中で釣っていたところに突然雷鳴が響き渡りました。幸い雷ははるか遠かったけど、御五神や九州にずっとかかっていた雨雲がついにこちらにやってきたようで、ラスト1時間は雨の中の釣りになってしまいました。
しかも再びアジがやってきて海が真っ赤。
まあ別段気にすることもなく仕掛けを先ほどのアジ対応のものに換えて正面から闘っていくことにしましたが、あわせて潮が強烈な当て潮に変わり、それからはわずかにリリースサイズを何枚か拾う程度で終わってしまいました。
そして6時に撤収。
今回は珍しくいい釣りができましたし、楽しいみなさんに囲まれての最高の釣行でした。
港に戻ったらシャワーを浴びて、宇和島市内に移動。今度は宴会の始まりです。
まああんな楽しい飲み会はないですわな。話も盛り上がるし、釣りのあとで腹も減っているから箸も進みます。
この宴会のために塩分を調整していたからバクバク食べても大丈夫でした。(ちょっと食べ過ぎたかな)
ただ、3代目バラシの帝王さんのご都合があり、1時間ほどで帰路に着かなければならなかったのが少し残念でしたが、本当に楽しかったです。
このあと2次会、3次会と進むにつれてダメ親パワー全開、恐ろしい宴が繰り広げられたのですが、それはまた来月に開催が予定されている大浦でのダメ親港祭りのときの楽しみということで(笑)
|
|
14番の中。名礁13番にはG−AREXさん、ごんたさん
たんちゃんや、底物初挑戦のてぼ@高知さん、
あさちゃんが上がられてました。 |
最後1時間は雨の中の釣りになってしまいました。
晴れ魔王に一矢報いた?? |
|
|
果たして、みちひでさんが狙う獲物は・・・ |
30〜37cm口太4尾&ミニシマアジでした。 |
|
|
一次会での一コマ。ジャンケン大会やってます。 |
|
|