・ようやく到着、冬の川
アマサギ踊る鳥取の地へ!
2005年 12月 9日 鳥取県鳥取市、湖山川
冬の風物詩と言えるような釣りも色々とありますが、ワカサギ釣りなんてその最たるものではないでしょうか。
島根県&利根川以北に分布するワカサギは「氷上の妖精」という異名の通り、極寒の湖で氷に穴を開けての穴釣りを想像してしまいます。
しかし西日本には当然そんな釣りができる場所は存在しませんので、川の護岸などから狙うことになります。
簡単に陸封され、各地の湖などに放流されているので誤解されがちですが、本来は河川と河口や内湾を行き来する回遊魚、そんなワカサギの群れが遡上を始める12月になるといよいよこの手軽な釣りの開幕です。
ということで、期待に胸を膨らませながら鳥取県での有名ポイント、鳥取市を流れる小川、湖山川に行ってまいりました。
「天ぷら!」「フライ!」と一人でブツブツ言いながら(笑)
4年前に知って丁度この時期にいい思いをして以来、このポイントには何度も通いました。
しかし一昨年は休みになるたびに峠道が雪に閉ざされて結局一度も中国山地を越えられず。去年も入院していたので当然来ることができなかったので、今年こそはと燃えていました。
しかし寒波到来でまたしても大雪。そして一息ついたと思っても日本海側は時雨空が続いています。
だが、来週は来週でさらに強烈な寒波が来るようですし・・・。さあどうする!?
大荒れと言う予報が出ていたので当日の朝9時ごろまでは全く行く気はなかったのですが、お仕事で鳥取市内に出かけておられる釣りキチ2さんに連絡を入れてみると「風もなく、日が差してますよ」とのこと。(拙者の移動中は一転して大雨だったそうですが・・・)
これはチャンスかも!釣りができなくても釣りキチ2さんとお会いできるしと言うことで大至急身支度をし、相生から佐用に出、山を越えて作州大原、道の両側に降り積もった雪を掻き分けながらさらに山を越えて智頭から鳥取へ。
12月の無意味な工事と、とにかく遅い上に絶対に道を譲らない○●ナンバーのトラックに苦しめられながらも12時過ぎに釣り場へ到着です。
曇っているものの幸い雨や雪には遭いませんでした。でも冷たい強風が肌に痛いです。
平日とは言うものの最高のポイントの小さな橋の上には常連のお爺さんたちが4人。遠慮して僕は土手の方から釣ることにしました。
渓流竿に短めに道糸を取り付け、市販の胴突7本針のワカサギ仕掛け。オモリはナス型1号。仕掛けの上のサルカンにはこだわりで「サビキオトリ」の小さいのを付け、エサは定番の「紅サシ」でやってみました。「紅サシ」とは何なのか、それは家族には内緒です(笑)
橋の上には次々と銀鱗が舞い上がっています。しかしこちらの土手では・・・。
距離を替えタナを替えしてもアタリも何もなし。辛うじてヌマチチブが1匹(笑)
そんな状況を見かねてお爺さんたちがこっちに来いと言ってくれたので、お言葉に甘えて橋の上に。
でも釣れない(涙)悩みまくっているところに釣りキチ2さんが登場です。
仕事の途中なので竿を出すわけにはいけませんが、あれこれ話をしながら試行錯誤。
そして、足元の橋げた付近に放り込んで糸を思い切り緩めて仕掛けを這わせ、結構早い流れに乗せてズルズル引きずらせているとプルルル!ようやく待望のアタリです!
ホッとしながら二人でニンマリ。
しかし、デカイ!!
13〜14cmはあります。丸々肥えてまるで別の魚のようです。
常連さんや通りがかる人の全てがこんなアマサギ(鳥取での地方名)見たことない、初めてやというようなサイズがこの日は周りでも連発していたんです。
今日のパターンはこれか!ってことでそれからは絶好調。なかなか5連、6連とは行かず多くても3連でしたが、こんなサイズ1に対して8cmくらいのレギュラーサイズが4というような感じでまさに入れ掛り!仕掛けを落として1,2,3で、はいヒット!です。
結局風がさらに冷たくなって耐え切れなくなる4時前まで、釣れ始めてから実質3時間足らずで6〜14cmを166尾を釣り上げることができました。もう大満足です。家に帰って天ぷらや煮つけで堪能してさらに大満足でした♪
ちなみに周りの常連の方々はもっともっと釣っていました。
地元の方に聞いたらこの釣りは2月ごろまでできるそうなので、ぜひともまた行かねば!と思っています♪
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