・鵜来に夢を追って!!

2002年1月1〜3日 高知県鵜来島
毎年恒例になった正月の四国遠征、今年も正月三が日は四国で過ごしてきました。
今回の初釣りの戦場に選んだのは初挑戦の鵜来島。
行く予定だった沖の島の予約が取れなかったのが理由でしたが・・・。

魚屋の地獄の一週間を戦い抜いた大晦日、仕事が終わると間髪いれずに一路渡船基地の宿毛へ。

元旦は姫島・千畳に上がり、早速40に少し足りない口太を2枚釣りましたが、8時に来た弁当船で「これから風向きが変わって波が上がってくるから、船が来る前に道具をしまっておけ」と告げられたので同行者と二人していつでも撤収できる用意をし、迎えを待っていたけれど待てど暮らせど船は現れず、そのまま二人は運転疲れからおひるねタイム。
勘違いが生んだ悲劇の一日目はこれにて終了。

2日目は大風でした。海水が竜巻のように巻き上げられ港の中まで降りそそぐ状況。
結局港の目の前、ドンタク?で朝一に前日と同じサイズを2枚釣ってそで終了。
塩で固着したガイドを外そうとして穂先を折り、カーボンが指にザックリ刺さってしまうというアクシデントのおまけが付きで・・・。

鵜来での生活は5時に朝飯、8時に弁当、3時に晩飯、あとは寝るしかないというものでしたが、これが年末に消耗した体力気力を回復させ、いい結果を生むことになったようです。
3日目は最近絶好調の水島2番に上がることができました。
道糸ハリス5号、上げることはあっても落とすことはしない覚悟で一面のサラシの中を釣り始めます。
餌すら取られない状況が結構続いたあと、突然3号竿が絞り込まれる!

止まらん!!レバーブレーキが効かん!!走る走る!!とうとう根ズレでアウト。
その後沖の潮目を同行者が全然狙っていないのに気づき、ど遠投を試みます。
すると一発でヒット!しかしまたも止められず今度はハリスを噛み切られてしまいま
した。
それから潮目ばかりを狙っていたのですが、ふと、頭の中で「サラシの切れ目に一投だけしてみろ」という声が響きました。試しに流してみると・・・
食ったぁ!でもそれなりには引くけどさっきほどじゃぁないなぁ。 

かなり余裕でシモリの間を引きずりまわして取り込んだのはなんと58センチ3.7キロの茶グレ!!!腹は卵でパンパンです。そのデカさに恐れおののいたのは取り込んでからでした。大物を取り込めるかどうかは精神状態にかかっているようですね。
結局この日の釣果はこれ一匹でしたが、自己記録を10センチも塗り替える大物に意気揚揚と帰路につきました。
最後に大渋滞に巻き込まれたのと、同行者とのトラブルが痛かったけど、今年は去年の悪夢のような絶不調を振り切って最高の正月を迎えることができました。
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