・激走!四国南西部!
 うねり一時雨のちカンカン照り、ダメ親父会のち魔王対決

2006年 6月18〜19日 高知県大浦、愛媛県日振島

・ダメ親父の聖地、大浦へ

17日の午前9時半ごろ、高知市仁井田の石積み波止で雨の中、ルアーを投げていました。しかし前々日の大雨で海は泥濁り、藻だらけで釣りにならず、市街地の集合場所に戻って眠りながら正午を待ちます。
その場所でてぼ@高知さん、ごんたさん、親方さん、たんちゃんと合流。便乗させてもらった2台の車で宿毛、そして大浦を目指しました。
恒例のダメ親父会。雨のためいつもの港ではできなかったものの、竜串に場所を移して夜遅くまで宴会。
翌朝、港で当日組の皆さんを合わせて大浦港を出港しました。


参加者14名(+あさちゃん)のうち約半数が乗り込んだ一番船は朴崎を回って磯の前でストップ。
うねりがあり、低い大浦の磯はあちこちで波の中に消えています。
これは磯付けは無理かも。あしずり港に移動して波止釣りかな・・・とほとんど全員が思っていました。
しかし随分と長い間、磯の周りをゆっくり回りながら思案していた船長、ついに磯付けを決意したようです。
まずはゴロウに親方さんと秋ちゃんを降ろし、僕とヤッシーさんは隣のクロハエに上陸しました。
早速準備をし、波を観察して、ヤッシーさんは南東向き、僕は南西向きの平らな足場に陣取りました。
2番船ではka-minさんも上がってきて東の釣り座へ。

サラシで魚の姿は確認できませんが、餌は全く残りません。最近絶好調だという旬のイサギがどうしても釣りたくて、2ヒロ前後を探っていたのですが、全然気配もありません。(この日は結局誰にも当たってくれませんでした。)
そのうち、ka-minさんが浅い棚で38cmくらいの口太を掛けました。おっと、取り込んだ直後になぜか小雨が・・・
その小雨の中、頭上を攻撃態勢をとりながら旋回するトンビを威嚇しながら弁当を食べた後、僕も本格的にグレ狙いに切り替えることに。

不安定なサラシに加え、うねりで表面の潮だけが滑って全然なじんでくれません。
そこでG2の固定のウキにG2とBのガン球。さらに2Bをも追加してどうにか表層を突破させてサラシの切れ目を攻めてみました。
これで35.5cmの口太をゲット!
大きくなったり小さくなったり、忙しく姿を変える滑り潮に合わせてガン玉を付けたり外したりまた付けたり。
磯の上にG4から2Bまでのガン玉をズラッと並べて忙しい釣りでした。
おかげでどうにか25〜30cmの丸々として脂の乗った尾長を8枚パラパラと拾うことができました。
何発も頭から潮を被りながら。ヤッシーさんもずぶ濡れです。

この日は12時で終了。
港で、亡くなったあさちゃんのお母さまから頂いたビールを3本ずつ分け合って、解散となりました。(ありがとうございました。翌日、さらにま〜君と磯際さんと3人で分けてありがたくいただきました)

風雲児、口太35,5cm ka-minさん、口太38くらい ヤッシーさん、キツ・・・だったかな? 向かいのゴロウの秋ちゃん&親方さん。
おっと!秋ちゃんが竿を曲げた!!
石垣鯛ゲットおめでとうございます!!

大浦では5時間程度の釣りだったものの、なかなか充実した釣りができました。
でも四国まで来る交通費と労力を考えたらこれだけで帰るのはあまりにも勿体ない・・・ということで、残ってもう一日やることを決意。
車が高知市にあるので一旦戻ってから、さてどこに行こうかと言っても場所は限られてしまいます。
磯釣りを始めてすぐに何度か行った久通に行こうかとも思ったのですが、泊まるところがわかりません。
須崎でビジネスホテルを探して高い宿代を払うなら、いっそ仮眠所を利用して日振に行ったらどうですか?というてぼさんのアドバイスで須崎からの梼原越えに取り掛かりました。

道中、ま〜君から電話が入ります。月曜で他のお客さんが居らず、宇和島湾内での釣りになるはずだったのが、磯際の魔術師さんが急遽参加されるとのことで日振に行けます!と。
やった〜〜!天気もこれで大丈夫!快適なドライブで、いつものはまざき渡船の仮眠所に無事到着。
そのまま寝ればよかったものを、ついついテレビを点けてW杯サッカーの日本VSクロアチアのしょ〜〜もない試合を見てしまい疲労×2倍(涙)

上段左から
ka-minさん、ヤッシーさん、
たんちゃん、風雲児、トモさん、
クリさん。


下段左から
ごんたさん、カルロス・ガ〜ン
さん、てぼ@高知さん、
秋ちゃん、フォースさん、
親方さん。

akiちゃんとそのお連れの方は
まだ磯の上に居られます。

みなさん、ありがとうございました。

・時化魔王 VS 晴れ魔王 in 日振、 第5戦

眠い目をこすりながら4時半出航。船の上には晴れ魔王・磯際さんとま〜君船長、それに修行中の次期船長と僕の4人だけでした。他の船も似たようなもので、くじ引きすらありません。
道中、「昨日は天気予報はよかったのに南からのうねりが太ぅてねえ、前の日の夜釣りなんて表の磯に渡していた船は真夜中に回収に向かったよ〜。何でやろと首を傾げていたけど、風雲児さんが高知に居たから仕方ないね〜」と思い切り笑われてしまいましたが、今日は当然雨など降ろうはずもなく、暑い一日になりそうです。
ただ、うねりは残っているようで、ま〜君は北向きを選択、僕は「才蔵の奥」に上げてもらえました。


まずは準備。撒き餌のブロックから取ったオキアミの生がすでに入っているサシエ入れに、別に買ったボイルのサシエのパックの封を切って移し変えます。が、何か変。
よく見るとパッケージに「N」って書いてあります。ん?Nって・・・。げっ!間違えて生買ってる!!
今更仕方が無いので仕掛けを作り、イサギとシマアジ欲しさにアミパワーを入れた撒き餌を打ちます。
コッパグレの姿もありません。代わりに辺りは小あじの群れに囲まれました。(ちぃ〜ん)

しかし、こういうときのために秘密兵器を持ってきているのです。ゴソゴソと取り出しましたる跳ね上げ式イカ仕掛け。
これに小あじをセットして目の前をウロウロしているアオリイカ目掛けて投入!
あっ!一目散にアオリが逃げた!あっ!餌の小あじ、フグやらオセンやらに齧られて穴だらけや・・・(ちぃ〜ん)

当然、一度目の見回りで磯替わり。朝一の1尾だけで終わってしまった磯際さんと一緒にウハトレの時と同じく「1番」に上がりましたが木っ端祭り開催中。(ちぃ〜ん)


昼を待たずに干からびそうな日差しの中、1番に磯際さんを残したまま再び船に乗り込みました。
30〜40cmのシマアジがよく回っているという「大崎の地」で最後の勝負を挑みます。
泣いても笑っても残り時間は2時間強。足元にエサトリ用撒き餌を惜しげもなく投入し、できる限り沖を集中して狙いました。
G5でシブシブのウキにもう一個G5を打ち、なるほどウキ止めを1ヒロ半の位置にセットして、そこからゆっくり潮に噛み込ませる感じで沈めていきます。これこそ僕が一番好きな釣りですがなっ♪

しばらくは時折20cmくらいのチャリコやキツが食ってくる程度でしたが、そのうちに素晴らしい勢いで竿先が舞い込んで行きました。とっさに竿を立てると胴から気持ちよく絞り込まれます。
よしっ!来た!シマアジじゃ〜〜!!ポロッ・・・
あちゃ〜〜、こいつに付き物の口切れですわ〜。残念ですが、このアタリで活性は最高潮。

しばらく間は開いたものの、同じ釣り方で同じアタリ!今度こそ!
惚れ惚れする快速で締め込み、磯際を回り込むように走り回ってヒヤヒヤさせてくれたけど、無事にタモに収まってくれました。31cmのシマアジ!万歳!!
これでホッと肩の荷が降りました。高知から日振にまで回ったのにここまで見事な撃沈だったものだから。

時計を見ると残り時間が1時間強になっています。集中すると一時間なんてあっという間。さらにシマアジで食い意地にも火がついて集中力は切れるどころかさらに倍増!
沖にもコッパグレが出始めて厄介になってきたので狙う位置を変えたり撒き餌の位置を大きくずらしながら(単にキャスト精度があまりにも低すぎるとも言う・・・)釣ると連発はしないものの、シマアジのアタリは何度もありました。

1度目は変なところでテンションが消えました。仕掛けを回収すると針先に魚の口の中に居る寄生虫(ウオノエ)が・・・(ちぃ〜ん)
2度目は先ほどより強烈に暴れまわってくれました。今度も思い切り突っ込みながら足元をグルッと一周した時はやられた!と思いましたが、そこはこちらの食い意地の勝利!サイズも先ほどより少しアップして35cmありました。
引きの強さもやり取りのスリルも味ももちろんですが、この魚は姿を見るだけでも惚れ惚れしますねえ!最高!日振に来た甲斐がありました。

そして3度目の激震を無念の口切れで逃し、代わりに27cmの口太を仕留めたところでタイムアップ。
後ろ髪を引かれながら磯を後にしました。


今回もま〜君にはいい釣りをさせてもらえました。磯際さんのおかげで天気も良かったし。(干からびかけたけど)
それにしても晴れ魔王には一向に勝てませんなあ。ただこれまでの5戦は全て日振ですし、一度他の場所で戦ってみたら別の展開が待っているのではなかろうかと思ってみたり。
そうなるとわたしゃ、他のお客さんからの袋叩きに遭ってしまうか・・・(爆)


二日間の釣果。
何と言ってもシマアジが
嬉しいです^^
ま〜君船長と魔王船。
次期船長、操縦の練習中です。
悪天強暴組合の総力を結集して
晴れ魔王打倒作戦を発動せねば・・・(笑)
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