・初の磯と実績の磯 伊田・灘二日釣り
2015年 2月15〜16日 高知県 伊田&灘
・大盛況なれども
2月7日、私が所属している「イエローソルトウォータークラブ」の会長でヤリエというメーカーのテスターでもある吉田実寛会長や、柏島や竜串への尾長&ヒラスズキの沖磯コラボ遠征を実現させたルアーマンShioさん達と一緒に大阪まで行ってきました。
実に8年ぶりの『フィッシングショー大阪』観覧です。
吉田会長はヤリエブースでマイクを握り、チヌのルアー釣りや隠岐遠征についての講習会をされてます。私はそれには目もくれず(会長、すみませ〜ん)、朝から晩まで会場内をあっち行ったりこっち行ったり。普段触れる機会の無い道具を手に取って吟味したり、愛用しているタックルについてメーカーの方と語り合って改善要望をしたりして時間を過ごしていました。
さらには大学の後輩で、在学中には一緒に神津島の磯へ釣行し、タモ入れをしてもらったこともある元メジナ釣り師、今や海のルアーフィッシングの世界では人気・実力ともに国内屈指のフィッシングライター&フィールドテスターとなった大野ゆうき君(通称:湾奥のプリンス)との再会を果たすなど、なかなか実りの多い1日にしていました。
しかしまあ、えらい人でしたよ。
かつてのバスバブル全盛期でもここまでの来場者があったか?知らない間に釣りの大ブームが来ているのか??というほどの人、人、人。ただ、その来場者も、各ブースの内容も、主流はジギングを始めとするソルトウォーター関係、ついで相変わらずの特定外来生物ブラックバス釣りであるように感じました。
その一方で磯釣りの分野はインテッサG5を擁するがまかつ以外は盛り上がりに欠け、ヒロキューや日新以外はメーカーの気合の入りにも欠ける感じでしたねえ。まさかマルキユーブースでグレ餌を見つけられないなんて・・・。
まあ他人のブームなんて知ったこっちゃありません。グレ釣りが好きで好きでたまらない私はいつと変わらず磯に行くだけ。
そう、今回も高知県黒潮町井ノ岬、掛川渡船での釣行です。
・まっさらな磯
1番と2番の間から太陽が昇ってきました。
よく考えたらこの時期、磯釣りマニアは展示会じゃなくて磯の上に居ますわな。ベタ凪予報の日曜日、道中の釣具屋は解凍オキアミが溢れ返っていました。
掛川渡船も大忙し!伊田の第一便は徳島からバスでやってきたグループを乗せてセイダバエと三角へ向かい、折り返しの第二便は私を含めて7人で7時に出航。港には第三便に乗る予定のグループがスタンバイしています。さらには灘の方にもお客さんが居るはずです。
私の乗った2番船は、地元の若手3人組を「セトの大バエ」、ベテラン3人組を「1番・2番」に降ろすと、その2か所の間にある大きなワンドに入っていきました。
ワンドの奥には、船長の持っている地図に「元碆」と書かれた背の高い磯が一つあって、半分は浜、半分は海に乗っかっており、すぐ沖には「沖の元バエ」と書かれた独立磯が横たわっています。これこそが船長が調査を提案し、私が一も二もなく飛び付いた磯。
船長の話によると、この「沖の元バエ」は今まで誰も乗ったことがない処女磯だそうです。つまり今日、私がこの磯の初めての男になるわけですな。
ということで周囲の海中の詳細が不明なため、私が舳先に立って船を誘導。船を入れるルートとポイントとなるシモリを探して、ようやく渡礁にこぎつけました。
・じっくりと
初めての時は焦りは禁物。時間をかけてじっくり慣らすのが大事なんて聞きますので、まずは撒き餌を間断なく打ちながら荷物を配置し、ゆっくりと準備を整えていきます。
沖の元バエは3つの磯が南北に並んだような形状をしているので、この釣行記では南から順にそれぞれ「低場」「高場」「奥」と呼ぶことにします。つまり南側の潮が高くなると水没する平らな場所が「低場」、中央のやや丸みを帯びた所が大して高くもないけど「高場」、北側の、横から見るといびつな三角形になっているブロックが「奥」です。
沖の元バエ。低場先端から高場及び奥。 背後は元バエ。 ファーストヒットはこれ。
免許はあるけど捌く気が無いのでリリース。釣れた時の違和感、写真ではなかなか伝わらないかも。
磯の周囲は浅くて底が丸見え。60mほど沖に入っているエビ用の漁礁はさすがに射程外ですので、手近なシモリや所々に走っている小さな海溝を探っていくとしましょう。まあ海溝といったところで2ヒロ強の深さしかないですけどね。
序盤は高場西向きの足元から低場の先端にかけて磯伝いに延びている海溝狙い、ついで低場南面のシモリの周囲で流し釣りを試みましたが、やはり海の中はガラ〜ンとしてますねえ。ウツボが1匹フラフラと泳いでいたのと、通りすがりのキビナゴの群れがしばらく寄り道してくれた以外には何もいませんわ。
それでも9時前になると初めての魚・25cmのヒガンフグがヒット。とりあえず完全ボーズからは脱出です。
とはいえ状況が一気に好転したわけではありません。その後もアタリはほとんど無く、シモリ狙いでアカササノハベラとニシキベラが数匹食い付いてきただけ。下手すりゃ撃沈かもしれんなあ・・・。
でも、答えを出すにはまだ早いかな。10時ごろに船長から電話で「昼で磯替わりするか?」と聞かれたけど、まあ辛抱してやってみるかな。
ただ、このままでは成す術なくやられてしまいそうなので、釣り座だけは変えるとしましょう。
・食い渋り
沖向きを諦めた私は、高場の真西から斜め後ろにかけての空間に着目しました。
そこは奥まってはいますがゴロタ石を大きくしたようなシモリが点在していて、その下にグレが潜んでいそうな気がする空間です。
正面から風を受けるので、潮受けゴムを付けたG5のウキを投入。しばらく底近くを狙っていると11時8分に20cmくらいの魚がヒット。なんとこの磯の初グレではありませんか!
ところがこのコッパグレ、妙に寸詰まりで体高が高く、上唇も見慣れたものより厚いという、見慣れない風体をしていました。一瞬オキナメジナ(いわゆる牛グレ)かとも思いましたが、黄色いラインも無いし、歯を見たらしっかり口太グレなんですよね。口太と尾長のハイブリッドのような個体はあちこちで見ますが、口太と牛グレのハイブリッドみたいな個体は初めてかも。
予想通りこちらのポイントではそこそこ反応があります。ただしアタリは極めて小さく、ウキがチョコン!と動いて終わりです。待ってもそれ以上食い込まずオキアミが皮だけになっているし、即アワセでも掛かりません。これだけなら前回と同じなのですが、サシエを触った瞬間に微妙なテンションをかけて食い込ませる策が今回は全く通用しないのです。
「食い渋りの寒グレは撒き餌とサシエを同調させ、ハリを伊勢尼1号といったサイズまで落とし、ハリスも極限まで細くして、ウキ止めを付けずにスルスル(全誘導)にしたら釣れます!やり取りは高性能なこの竿で!」という古典的な内容の講習会がフィッシングショーでありましたが、私はむしろ渋い時にこそウキ止めが必要だと思っていますので、いつも以上に細かく棚を探り、スルスルでは全く表れないアタリを増幅しようと試行錯誤してました。
まあ、ハリスは四国に持ち込むことすら珍しい1.5号まで落としましたし、ハリも5号の軽いもの(余程のことが無い限り、落とすのはここまでと自分の中で決めているサイズ)になってはいましたけど・・・。
・とうとう掴んだ!?
12時45分ごろ、高場の西正面10mほど沖の水面直下を浮かず沈まずで漂わせ、緩い当て潮に乗せていたウキがジワジワと入っていきました。違和感を与えないように竿先で付いていってじっくりと食い込ませると、愛竿X4タイプTがまあまあいい感じで曲がって29.5cmの口太グレが姿を現しました。スタートから約5時間半、ようやく仕留めたキープサイズはいつも以上に嬉しかった!きっと船長もホッとしてくれることでしょう。
奥からの高場と低場。低場は低潮時限定。
ウキは00号のオモリ無し、正確な数字は忘れましたがウキ下は1ヒロ半前後だったかと思われます。
見えたぞ、新磯攻略への道!これで掴んだぞ!!
ところがその直後、一時止んでいた向かい風が道具を吹き飛ばさんばかりに強まって、折角見つけた戦術は一瞬で無効化されてしまいました。仕方がないのでウキを変えたりオモリを使ったりして対抗策を探しますが、なかなか打開できないまま時間だけが流れていきます。
・ラスト1時間の攻防
初日の釣りもすでに終盤戦に突入した14時過ぎ、高場に真西から当たって低場の方にはけていっていた潮が逆転。バシャバシャと波に洗われている低場の角から磯伝いに足元に向かって流れてくるようになりました。風もうまい具合に止んでくれました。
すかさず00ウキの仕掛けを組み直し、低場の角に投入して探っていると、14時10分にウキがスルスルと入っていきました。食い込ませてからアワセると26.5cmの口太グレ!キープサイズまであと5mmですが、今日の状況ならキープでしょう。
その15分ほど後にはシモリの隙間でアタリ!結構な重量感の魚がヒットしましたが、相手にアドバンテージのある場所で待ち過ぎたのであえなくハリス切れ。無念!
ハリスを1.7号に替えて同じ場所を攻めていると、14時40分ごろにまたまたヒット。今度は速やかにシモリから引き離すことに成功し、2度3度の突進を凌いでネットイン。35cmの納得サイズに小躍りしたい気分です。
さらに14時58分には30.5cmを追加。いよいよエンジン全開!私の鼻息も一層荒くなっていきます!
ところがここで時間切れ。掛川渡船が三角の沖に姿を現してしまいました。
1番・2番のお客さんを回収している間に急いで道具を片付け、磯を流し、初めての磯での初めての釣果を収めたクーラーを渡船に運び込みました。
この日の伊田は41cmが出たり、1人5枚という釣果があったセイダバエ以外はあまり釣れていませんでした。皆さん揃って小さな小さなアタリしか出さないグレに心底苦しめられたようです。
そんな状況下での処女磯開拓でキープ4枚という成果が出たということは、あの磯、結構期待できるのかもしれませんね。またぜひ再挑戦してみたいものです。
荷物置き場に利用した「奥」。
背後の元バエは産卵期の実績場所だそうです。初日最長寸35cmの口太。この磯の魚は翌日のものより腹回りが
薄く、血の気が多い感じでした。今回は磯の左側の溝とシモリでヒット。
上から見るとやり逃したところが多いですな。
・けがされてしまった磯
初日の夜は王無浜近くの素泊まり3000円の宿でゆっくり休んだのですが、翌朝はテンション低めの出発となってしまいました。
天候は小雨。喉は大荒れ。土曜日に子どもたち50人を集めて開催した将棋大会で風邪をうつされたか、慣れない司会をしていたせいなのか、夜半過ぎから喉が痛くてたまりません。
さらにテンションを下げているのは、初日の伊田漁港に改造釣研シャクを置き忘れてきてしまったこと。物自体は大したことないけど、手間暇かけて作った、私の左手にしか合わないグリップを付けたシャクだったので、誰かに持って帰られてしまったのが本当に残念です。
この日は雨の月曜日ということでお客さんは3人。6時半の船で伊田漁港からセイダバエに向かう2人組と、7時ごろに灘漁港から出航する私だけです。
何だかんだで灘の磯は久しぶり。こちらにも開拓したい磯がいっぱいありますが、今日は多くの男を毎日のように乗せてきた経験豊富な磯・一のハエ。昨日と違って魚がいるのは分かってますから、それをいかにして納得の釣果に結び付けていくかがテーマです。船長からも「昨日はグレが湧きかえっていて、上がっていた親子連れは20枚ほど釣れていた。今日はクーラー一杯釣ってくるように!」という妙なプレッシャーをかけられながらの渡礁となりました。
一のハエは大きい上に一周ほぼ全てがポイントですから独り占めするとなるとポイント選択に頭を抱えてしまいます。
少し波が高い時に撮影された一のハエの画像。
上の矢印が船着き。南西向き(下)のポイントでスタート。
足元も好ポイントだし、50m沖まで流し込める状況なら型も狙える船着き。今シーズンは絶好調で、二桁釣果が頻発している北側のハナレから裏側のワンドにかけての砂底地帯。沖に漁礁が入っているママコ周辺。シモリや海溝、サラシなど変化に富んだ地形が楽しそうな南側のポイント・・・。悩んだ末に選んだのは、船着きの少し南にある昨日グレが湧きかえっていたというポイントです。
しかしまあ、酷い状態です。
干からびたサンノジは放置してある。キバンドウの死骸は水たまりに放り込んである。ハリ付きの仕掛けは普通に捨ててある。エサの袋やおにぎりの袋もほったらかし。磯の上に散乱した撒き餌も当然ながらそのままです。このままでは釣りをする気にもなれませんのでゴミを片付け、魚を水葬し、不気味な色の撒き餌をできる範囲で洗い流してからスタートです。
・本日も食い渋り
今日もゼロサム磯弾X4タイプT、道糸2号、ハリス1.7号、タイドマスター00号、速手グレ6号にオモリ無し、ウキ止め有りという、昨日の最後と同じタックルをセットして、まずは磯際から10m先までの間をサーチ。
おっと、一投目からアタリらしきのが出てオキアミの殻が上がってきました。他のエサトリかもしれないけど、今日もまた厳しい状況かあ・・・。
しばらく撒き餌を入れてみますが、グレは湧き上がってくるどころか姿さえ見えません。かなり沖では釣りを始める前から時々何かがパチャ!パチャ!と単発で跳ねているのですが、撒き餌を追っているようにも、何かに追われているようにも見えないなあ。
8時過ぎにはすでに船着きに移動済み。ウキも今日の潮では馴染む間もなく沈んでしまう00号から0号に換え、オモリ無しで潮に引っ張り込ませて探っていきました。
しかしここでも餌が殻だけになって帰ってきます。足元の出っ張りの先を凝視するとキタマクラのようなシルエットの小さな魚が群れをなしています。
8時過ぎになると20cmくらいのグレがちらほら見えるようになり、何匹かはヒットさせることに成功しましたが、食欲旺盛なはずのこのサイズでもまともなアタリは出してくれません。元気がいいのはボラくらいですね。持ち帰るにはデカすぎる70cmくらいのが掛かって大暴れし、体力を奪っていくのには参りました。
・沖は別世界
一のハエ南端から。チャランボの前が船着き。
こうなれば沖を狙うか・・・。まあ沖に出ていく潮は無いし、撒き餌も超遠投モードではないので大型が潜んでいるという50m沖のシモリを狙うことはできませんが、相変わらず時折パチャ!と飛沫を上げている沖の魚までは届きそう。
この沖の魚、最初は青魚系の何かで、通常の磯釣りの対象魚ではないのでは?と思って無視していました。しかしながら波紋の出方、勢いなどを見るにつれ「もしかしてグレなのでは?」という疑念が浮かび、この頃にはそれが確信に変わっていたのです。
8時36分、これまで全然餌を入れてなかった30mほど沖にウキを投入して撒き餌と合わせ、張り気味にして馴染みきるまで待っていると一投目からいきなり竿が引っ手繰られていきました。ビックリ仰天しながらリールを巻くと、本日初のキープサイズ27cmの口太グレが浮上。
やはりグレだったか!それに沖では上下に大きく動いて捕食するほど活性が高いのか!それが分かった私は2ヒロの位置にあったウキ止めをフカセウキゴムの真上までずらして0号のスルスルに。
すると磯際での渋さは一体何だったのかと困惑するような時間が幕を開けました。ラインが頻繁にバリバリバリ!と弾き出され、20分ほどの間に32cmと29cmをキープし、25cmくらいのグレも連発。それらのほとんどは尾長で、掛かるや否や足元に向かって猛ダッシュ!魚とハンドルのスピード勝負を挑まれます。一方、沖でも足元でも暴れまくるタフな寒ボラもヒット。今度のは手ごろなサイズだったので迷わずキープです。
・風と潮と雨と
今日は尾長祭りだ!と思いきや、9時過ぎに潮が変わって当て潮になり、大したものではありませんが風波も加わって釣りづらい上にアタリも無くなってしまいました。
こういう時はさっさと移動!と、磯の裏側、北のハナレに引越ししたものの、11時前には船着きに出戻り。コッパグレとベラしか釣れないし、この日は潮の加減も面白さも船着きの方が上でしたからねえ。
船着きへ戻って一投目。沖に投じたウキが、緩やかな右流れに戻った潮に少し流されたところで海中に消えていきました。食ってきたのは30cmの尾長グレです。
何投か後にもアタリがあり、ヒットと同時に沖に向かって猛ダッシュ!うおっ、これは青物か?今年は土佐湾の磯にも入ってきているというヒラマサか?という期待はダッシュを数回いなしたところで打ち砕かれました。やっぱりボラかあ・・・。というため息のような悲鳴は、70cmをはるかに超える魚との持久戦の開始を告げるゴングです。
その後28cmを1枚追加したところで今度は雨が一時的に強くなりました。周囲が暗くなって偏光グラスが使えなくなり、ウキも見えづらくなってしまいました。
こういう時は棒ウキだな。
・切り札に
G2負荷のT-HOPEを投入したことで視認性が大幅にアップした反面、有効射程が大きくダウンしてしまいました。それは必然的にアタリは格段に多いけど、その小ささと食い込みの悪さは相変わらずの近距離狙いがメインになるということ。
でも人間万事塞翁が馬。1m40cmの位置にウキ止めを付け、オモリを潮受けウキゴムの直下に打ったこの仕掛けを使うことによって、円錐ウキではどうにもならなかったアタリでも素直に持ち込んでいくようになり、ラインテンションの調整によってしっかりと食い込ませられるようになりました。
11時48分に29cmの口太を取り込んだのを皮切りに、リリースサイズを交えながら30分余りでキープサイズを3枚。12時20分には最初に入っていた南西向きのポイントに移動して、31,5cm、30,5cm、35cm、28cm、30cmと、こちらも立て続けに5枚を追加しました。
・ビッグワン
13時半ごろになると時合が終わったのか、たまにリリースサイズと小さなサンノジが食ってくるだけという状況になっていました。
一のハエ北側から。掛川渡船が迎えに来ました。
しかし、こういう心が緩みがちのときに一発があるんですよね。
今いる南西向きの釣り座と船着きとの間にあるシモリの際で正体不明のビッグワンがヒット!強烈な力でシモリの裏側へ突っ込んでいきます。私も磯を走って追いすがり、ロッドでいなして引きはが・・・したのは気持ちだけ。実際は半歩動いたところで足をもつらせてその場にへたり込むような形になってしまい、起き上がるのを待たずにハリス切れという情けない結末。仕事の後に夜通し走って、昨日も今日もほぼ休憩無しで釣ってますからねえ、昨夜は珍しく眠れたとはいえ足に来てますわ。休憩もとらなきゃ魚は獲れませんな。
気が付けば時刻はすでに15時20分。迎えは16時と言ってありますがそろそろ片付けなきゃいけない時間ですので、最後の一投をシモリの沖に打ち込んでからバッカン周りを片付けていると、ウキがスルスルと海中に吸い込まれていくではありませんか!最後の最後に久しぶりのキープサイズ31cmの尾長グレを取り込んで、心行くまで打ち込んだ二日間の釣りは終了です。
この日の釣果は27cm〜35cmの口太・尾長がリリース含め14枚といい感じ。
なお、前日の魚も含めて口太グレは全部メス。1〜2日遅れのバレンタインデーなんですかね?人間の女性には相手にされたこともない代わりに口太のメスにはいつもモテモテ!まだ大きいとは言えない真子の煮つけは旨かったです。
ちなみに伊田のセイダバエは昨日と違って低調だったのか、2枚と3枚だったとのこと。
そして小才角の一がハエは38cmまでの口太が9枚。なんで小才角の情報を知っているかというと、ほんの小1時間前まで小才角で竿を出していた釣り師・釣巧会のリョータさんが船長と入れ替わりに港に寄ってくれ、教えてくれたのです。
おかげで釣行の最後に楽しい時間を過ごすことができました。今度はぜひ灘か伊田、あるいは小才角で一緒に竿を出したいものですね!
今回の釣果。口太は全てメス。いいかげん白子が食べたいなあ・・・。
● 伊田/灘 ida/nada 利用渡船 掛川渡船 出港地 高知県黒潮町・伊田漁港
高知県黒潮町・灘漁港時間(当日) 7:00〜15:15
7:00〜15:40
料金 3500円(一部4000円)
駐車場 無料 弁当 無し 宿/仮眠所 無し システム 磯予約可 磯替わり 基本的に無し
特記事項 両方とも同一業者 詳細 高知県黒潮町 井ノ岬周辺(灘・伊田)の磯 *データは釣行日のものです。間違いや営業内容の変更があるかもしれませんので、
必ず渡船店にご確認ください。(内容については一切責任を負いません)釣行記TOPへ