〜第2日〜
昨夜布団に入った頃に降り始めた雨も何とか上がり、晴れ間も少し見えています。
今日はいよいよ初めてのオホーツク海!港で少しだけでも竿を出そうと思っていたので8時ごろに当麻町を出発しました。
当麻から紋別に向かうには上川を経由して浮島峠を越えるのが一般的ですが、それでは普通すぎて面白くないし、北海道の山の中を満喫してみたくて愛別ダム・岩尾内湖を経由して上紋峠を越えるルートを取りました。
エゾゼミとキリギリスのコーラスの中を疾走!
急カーブが続くという事前の情報に反して、瀬戸内の人間にとっては上紋峠はなだらかで非常に走りやすい峠でした。
また森の美しいこと!これは森の豊かさがひしひしと伝わってくるせいなんでしょうね。生命が煌いているというか。
そのうち道は色とりどりの畑の中、さらに牧草と牛の中を走り抜けるようになって、2時間半ほどでついにオホーツク海にぶち当たりました。
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上紋峠から |
ブナや白樺・エゾマツの森を抜けて |
ついにオホーツク海へ! |
・オホーツクとっかりセンター
紋別では手始めにオムサロ原生花園(流氷岬)で初めてのハマナスに対面!ハマナスの実ってどことなく安物のトマトのような味なんですね^^
そして市街地へ車を向け、とっかりセンターへ。
「とっかり」というのはアイヌ語でアザラシのこと。ここでは紋別沿岸部で網に掛かるなどして怪我をしたアザラシを治療し海に戻す活動も行っています。
アザラシの餌代となる入場料200円を払って門をくぐると丁度餌やりの時間でした。
手を消毒すれば中に入ってアザラシを間近に見ることができます。というより触ることができます(アザラシの機嫌にもよるようですが)
大きな柔らかいボールのようなポヨポヨの不思議な感触でしたよ。
・オホーツクタワー連絡道の探り釣り
とっかりセンターの前から、冬場には流氷の下を覗ける海中展望塔「オホーツクタワー」へと続く長い長い防波堤というか、通路が伸びています。その道は釣りの好ポイントとしても知られていうことなので、ここで家から抱えてきた分厚いダンボールの筒から竿を解き放ちました。
どうやらカレイ狙いが多いようなのですが、とりあえず僕は壁際狙い。
北海道や東北ではこういう場合ブラーを使っての釣りが主流のようですが、僕は瀬戸内で普段やっていたシンプルな探り釣りのスタイルでやってみました。
竿は仕舞寸法の関係もあって2.4mの片手投げ竿。スピニングリールに道糸3号。丸玉オモリ2号を一つ通し、ハリスはとりあえず2号を15cmほど。
底まで落としてハリス分を切ったら竿先でゆっくりゆっくり誘い上げてその半分落としてしばらく静止させます。
しばらくはポイントと勘が掴めませんでしたが静止を長く取る戦法に変え、こまめに移動していくと派手なアタリでエゾメバル、小さなアタリでスジアイナメ等が連続ヒット。壁を横に探るとクロソイが飛びついてきてくれました。
型は大きくないですしこの辺りではごく普通種なのでしょうが、僕にとってはどれもこれも会える機会がくるとは思っていなかった魚ばかり。
最後など、スジアイナメのようなアタリで合わせるとグイグイと予想外の締め込み、重量感!55cm近いムロランギンポを手にすることができました。そう長い時間は釣れませんでしたが、実に満足のいく竿出し!旅先なのでこの魚達を味わえないのが心残りですが(笑)
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オホーツクタワーへの連絡道。
結構深いです。外側は足場高いし。
水温は夏場でも10度前半で落ちたら
3〜4時間で死ぬという看板が・・・ |
エゾメバル ニジカジカ
スジアイナメ ムロランギンポ |
釣果:エゾメバル(10〜15cm)7尾、クロソイ(10〜20cm)5尾、アイナメ(15cm)2尾
スジアイナメ(20〜25cm)6尾、イダテンカジカ1尾、ニジカジカ(20cm)1尾、ムロランギンポ(55cm)1尾 |
納竿のあとは市内の温泉「とっかりの湯」で一息ついた後、紋別の友人と念願の対面!
市内の居酒屋にてウーロン茶で乾杯!カニの甲羅焼きや、から揚げの一種「ザンギ」、ナメタガレイの焼き物などに舌鼓を打ち
坂の多い町・紋別をあちこちドライブするなど短い間でしたが楽しい時間を過ごし、ビジネスホテルに戻りました。
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